誤嚥に注意!簡単にできる嚥下体操を紹介します!
年を取ると飲み込む力が衰える
よく高齢になってくると足腰が衰えて、転倒したり寝たきりになるという言葉を聞きますよね。これは足腰に限ったことではなくて、飲み込むための筋肉や舌を動かす筋肉にも当てはまります。なので、若い時にはなんの苦労もなく飲み込めていたお餅が詰まったり、なんも変哲もない水を飲んだ時にむせてしまう機会が多くなってきます。(筋力だけでなく、感覚も重要ですが)
嚥下の簡単なテスト
①十分に口を湿らせます
②のどに指で軽く触れます
③30秒間にできるだけ唾液を飲み込んでみましょう
④しっかりのどが持ち上がりますか?
30秒間に2回以下であれば、嚥下に問題がある可能性が高いです。3回以上であれば正常とされています。
皆さんの結果はどうでしたか?
できるだけ、飲み込む力を衰えさせない、間違って飲み込まない(誤嚥しない)ために今回は嚥下体操を紹介します。
嚥下体操
・基本的には食べる前に実施しましょう
①口をとんがらせてゆったりと深呼吸しましょう
②肩を大きく上げてゆっくり下に下げましょう
③首を左右にまわしましょう
④両手を頭の上で組んで左右に体を倒しましょう
⑤ほっぺたを膨らましたりへこましたりを繰り返しましょう
⑥舌をべーっと出したり戻したりしましょう
⑦舌を出して左右に大きく動かしましょう
⑧大きく口を開けて深呼吸しましょう
⑨『パ』『タ』『カ』『ラ』を大きく声を出しましょう
⑩口をとんがらせてゆったりと深呼吸しましょう
特徴としては、首回りの筋肉をリラックスさせて舌の動きを多くしています。深呼吸を最初と最後に入れてリラックスした状態で食事に臨めるようになります。
※頚椎症など首に障がいがある、問題がある人やめまいが起こる人には注意が必要です。