リハビリ事例⑯:運動が続かない
実際に起こった事例について紹介
今回は、運動の意欲はあるが中々運動が続かない女性の事例です。こんな方は実際にたくさんいる印象です。
体操をしないといけないのはわかっているんだけど。なかなか続かないのとやる気にならないのよ。
そうですか。普段はどんな運動をやっているんですか?
スクワットをしたり、近所を散歩したり、テレビでやっていたから前屈運動なんかもしているわ。あとたまにエアロバイクなんかもやっているわ。
やっているメニューはすごくいいですね。
でも実際に効果が出ているのかわからないのもあっていまいち続かないのよ。
なかなか効果を実感するのは難しいですよね。例えば、片足立ちが何秒できるか、ここからここまで何歩で歩けるか、痛みの強さに数字をつけて運動前後や1か月前と後で変化が出ているかなんかを確認するのがいいかもしれないですね。
確かにそれだと効果が出ているかどうかわかるわね。
あと、カレンダーに運動をやった日は印をつけましょう。意外と目に見えて楽しいですよ。
実際の利用者様で、自主練習の定着がうまくいかなかった方がいましたが、カレンダーを渡して、やった日に丸を付けてもらう、印をつけることで自らすすんで取り組むことが可能になった方がいました。ちょっとしたモチベーションの違いで運動の継続が可能になる方もいるので、いろいろと声掛けや工夫をしていっています。