リハビリ事例⑨:体にいいのは分かってるけど運動する時間がないんや!
実際に起こった事例について紹介
今回は、腰の痛みがありバランスに歩行やバランスに不安を抱える高齢の男性の方とのお話です。リハビリ後では、バランス能力が改善しやすく効果を実感されているが中々日常生活に反映していかない方です。
最近リハビリ以外での運藤はできていますか?
いや、なんだかんだ忙しくてな。効果があるのは分かっているんやけど。
そうですか。中々忙しいのに運動をやろうと思わないですよね。
そうなんや。空いた時間があったらええんやけどな。
じゃあ、生活の中で取り組めるメニューを考えましょうか!
特別に時間を設けなくてもええんか?
そうですね。例えば、テレビを見ながらできる運動とか。日々の生活の中で立ち座りをする際に意識して行うポイントをお伝えします。
どうせしないといけない内容なら意識してやってみようか。
では、実際にやってみてください!
意識してやってみるよ。
運動に効果があるのは分かっている方が多いです。なのになぜ実践できないのかといつも考えています。一つの原因として、運動に対するモチベーションが上がらない(低い)ことが多いです。時間がない・体がしんどい・忘れてしまう等の理由の裏にはモチベーションの低さが隠れていることが多いです。
リハビリを行う上では、運動の提供だけではなくモチベーションの向上を図れるように働きかける必要があります。また、モチベーションが低い間は無理なく取り組めるメニューの伝達も非常に重要に思います。