歩くとき・階段を昇り降りする時に息を止めていませんか?
動くときに息をこらえる人が多い
リハビリ中や運動中、または日常生活の中で動くときに息をこらえている人は意外と多いです。息を止めていることは意外と自分では気づきにくく、無意識になっていることが多いです。今回は、息を止めながら運動をすることのデメリットについて紹介します。
リハビリ場面でこんなことがありました
『〇〇さん、息が止まってますよ。呼吸しながら運動しましょう。』
『息をしていなかったら倒れてしまうじゃない。息が止まっているはずがないわ。』
『では、もういちど呼吸に意識してやってみましょうか。』
実践後
『あ、ほんとに息をしながら運動できていないわ。いつもこうなのかしら、もしかして、最近階段を上がった後に息切れするのにも関係があるのかしら?』
『息をこらえながら運動すると血圧の変動が大きくなります。〇〇さんは高血圧もあるので、できるだけ息をこらえて運動することはよくないですね。』
『階段を実際に昇り降りしているところを見てみましょうか。』
息こらえのデメリット
息こらえをすることで、胸(心臓)への圧力がかかり、一時的に心拍数が上昇・血圧が低くなります。そこから、息こらえをやめると、心拍数が低下し血圧が上がってしまうなど、心臓に大きい負担がかかります。なので心不全の方や、糖尿病の方にはこの呼吸の方法を運動をおこなうと体に負担がかかる為、意識的に呼吸方法の練習をおこなう必要があります。
上でも書きましたが、息こらえは無意識でされている方が多いので、リハビリ中などに初めて気づく方も多いです。日常生活で疲れやすい、やけに息が切れるなどの症状がある場合は、近医に受診と必要に応じてリハビリを受けてみましょう!
みき訪問看護ステーション太鼓判では、無料でお試しの評価(動作や姿勢)を行っています。試してみたい方は、是非ご連絡ください。