リハビリ事例⑰:良くなった理由はリハビリではない?
実際に起こった事例について紹介
今回は、週に1回の訪問のリハビリが開始してから長年の腰痛とすり足が徐々に改善してきている女性のお話です。
最近腰の痛みが楽になってきて痛み止めも飲んでいないの。
おー!それは素晴らしいですね。
なんだか痛みが少なくなると気持ちも前向きになって、この前散歩にも行けたわ。
痛みがあるとどうしても。暗い気持ちになりますもんね。
それとすり足だったのが最近よく足が上がるのよ。全部リハビリのおかげね!
リハビリのおかげではないですよ。
いや、そんなことないわよ。リハビリを始めてから痛みが減ったんだもの。
リハビリはあくまできっかけで、リハビリ以外の普段の生活の動き方や、自主練習を行ったからよくなってきているんですよ。
実際にこの方はリハビリを受けるまでは痛みが強く、気持ちも落ち込みやすくなっていました。週に1回の訪問の度に少しずつ生活の中の動きや自主トレーニングを変更していき、それが定着するころにはぐっと痛みが減っていました。
決して直接的にリハビリの効果だけで痛みが楽になったのではなく、生活習慣や運動不足の改善、痛みの捉え方が少し変わったのが結果につながったと考えています。