脊柱管狭窄症のリハビリ・自分でできるストレッチ~脊柱管狭窄症のリハビリ③~
脊柱管狭窄症のリハビリ
今回は、脊柱管狭窄症のリハビリについて簡単に紹介していきます。
リハビリの目的
リハビリでも改善が難しいケースも多く、短期的な痛みの緩和や歩行能力・筋力低下の予防を目的としてリハビリを行うことが多い印象です。
特に症状が重症の方は、リハビリによって改善するよりも長期的には手術の方が良いとされています。
リハビリの内容
基本的には腰部分を反らしたり、横にねじる等の動きで痛みやしびれが強くなるケースが多いです。また、股関節が硬くなると骨盤や腰で動きを代償する為、痛みが強くなってしまうというパターンも見受けられます。
なので内容としては、
・腰の筋肉のストレッチ
・股関節のストレッチ
・腹筋のトレーニング
・お尻のトレ―ニング
などを行うことが多いです。
自分でできるストレッチ・トレーニング
紹介するストレッチやトレーニングを行って症状が悪化する場合はすぐにやめて医療機関に受診しましょう。また、初めの内は痛みが出ない範囲で無理なく行いましょう。
腰のストレッチ
両膝を抱えて腰を丸めるようにして腰の筋肉をストレッチしましょう。
20秒間を3セット行いましょう。
股関節のストレッチ
片膝を抱えてゆっくり伸ばしていきましょう。痛みが出る場合もあるので、じっくり息を止めずに伸ばしていきましょう。
お尻のトレーニング
膝を立ててお尻を持ち上げましょう。腰が反らないようにお腹に力を入れながら行いましょう。息を吐きながら実施します。疲れの出ない回数から実施してみましょう。
腹筋のトレーニング
まずは腹式呼吸を行ってみましょう。
息を吐きながらお腹をへっこめて、息を吸いながらお腹を膨らませます。
寝たまま行えるので痛みが強い時でもお勧めです。
最後に
現状、脊柱管狭窄症のリハビリや薬、手術と比べてどれが良く効果があるといった質の高い研究はいまだに出ておらず絶対にこれと言った結論は出されていません。しかし、脊柱管狭窄症後のうつ症状などと痛みの関係はあると言われており、精神的なサポートとリハビリを行うことで症状の緩和に繋がると考えます。