みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

脊柱管狭窄症の概要

脊柱管狭窄症の概要

f:id:mik-taikoban:20201204095038p:plain

 脊柱管狭窄症とは、背骨で構成される脊髄を入れる空間が狭くなり、中に入っている脊髄に圧迫が加わることで神経症状が出てしまう病気のことです。

症状

脊髄の圧迫によって様々な神経症状が出てきます。

・腰痛

・長時間立ったり歩いていると腰・足が痛くなる(間欠性跛行

・足の痺れや感覚障害

・排尿、排便障害(膀胱直腸障害)

などが起こる可能性があります。

ただ、脊柱管狭窄症があるからと言って必ずしもこれらの症状が出るとは限りません。

原因

 脊柱管狭窄症の原因は、多くが加齢による骨や関節、その周辺組織の変形や変性です。例えば、脊柱管の中にある黄色靱帯や後縦靭帯などが硬くなり、盛り上がって太くなってくると、脊柱管の中は狭くなり(狭窄)脊髄は圧迫されて神経症状が出てしまいます。 

特徴

 脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状と言えば、間欠性跛行です。上でも書きましたが、間欠性跛行は歩いていると足や腰が痛くなってしまい歩き続けることが困難になります。この脊柱管狭窄症の特徴的な点としては、前かがみになることで症状が和らぐという点です。背骨が曲がることで脊柱管が広がるので、神経の圧迫が和らぎ、症状が緩和します。

治療・手術

 脊柱管狭窄症のの治療は基本的に手術を行わない、保存療法が選択されます。

保存療法の内容としては、

・コルセットや腰サポーターをまく

・痛み止め、鎮痛作用のある薬の服薬

・神経の回復を促す薬の服薬

・リハビリによる生活指導や腰のストレス軽減

脊柱管狭窄症の薬での根本的な治療は困難と考えられています。

 手術に関して、上の保存療法で、症状が改善しない・排尿、排便障害(膀胱直腸障害)が出ている・筋力の著しい低下・耐えきれない強い痛みなどがある場合に手術が選択されることがあります。

 手術の方法としては、背骨の後ろにある骨を削って脊髄にかかる圧迫ストレスを逃がしてしまう方法があります。脊柱管が広がって脊髄へのストレスが軽減するといっ.た原理で行われています.

 

 

脊柱管狭窄症の生活動作ポイント

食事のポイント

移乗のポイント

トイレ動作のポイント

入浴動作のポイント

移動動作のポイント

階段昇降のポイント

更衣動作のポイント

排尿便のポイント

 

脊柱管狭窄症の福祉用具導入のポイント

  福祉用具導入のポイントは必要な時期に必要な分、正しい使いでというのが原則です。福祉用具はその方に合った物を選べば非常に使い勝手がよく生活が楽になりますが、不必要な福祉用具や正しい使用方法でなければ、結局効果が感じられずに使わないといったことも起こりえます。

脊柱管狭窄症の方にやってほしい自主トレーニン

 簡単に説明すると、腹筋・背筋・お尻の筋肉を鍛えて、腰・ふとももの筋肉の柔軟性を高めることが重要です。

詳しい内容は,、こちらをご確認ください。



訪問看護・リハビリのご依頼やご相談は
みき訪問看護ステーション太鼓判まで
お電話ください

0794-60-5073
(スマホで番号をクリックすると
電話がかかります)