脊柱管狭窄症の移動動作のポイント
脊柱管狭窄症の移動動作のポイント
ポイント①痛みとしびれ
脊柱管狭窄症の方は移動の際に腰の痛み、脚の痛み・痺れによって短距離しか歩けなかったり、立っておける時間が非常に短くなってしまうことがよく見受けられます。この痛みと痺れを軽減することが一番の移動動作のポイントとなります。
ポイント②歩行器・シルバーカー
簡便に痛み・しびれを軽減させる方法として、歩行器・シルバーカーを使用する方が多いです。基本的に脊柱管狭窄症の方は前かがみになると症状が軽快する方が多いです。なのでこれらを使って前かがみの姿勢で歩行を行う事で症状を軽減させようとします。
一つ注意点として、歩行器やシルバーカーの持ち手の部分が高すぎると腰を反りやすくなり、低すぎると腰が曲がりやすくなります。適切な高さに設定することが腰を守るためには重要です。
介助のポイント
引っ張らない・押さない
介助のポイントとして、移乗などでも共通しますが対象者を押したり・引いたりすると余計にバランスを崩しやすくなります。介助の際に意識することは、その場で安定させてその安定した姿勢のまま体を動かしてもらうことです。いろいろな介助方法がありますがその人に合った方法は担当のスタッフに相談し反復した練習が必要です。
オススメの福祉用具
・歩行器
・シルバーカー
・車いす
・据え置き型手すり