脊柱管狭窄症の症状と疾患の特徴について~脊柱管狭窄症のリハビリ①~
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症とは、背骨で構成される脊髄を入れる空間が狭くなり、中に入っている脊髄に圧迫が加わることで神経症状が出てしまう病気のことです。
症状
脊髄の圧迫によって様々な神経症状が出てきます。
・腰痛
・長時間立ったり歩いていると腰・足が痛くなる(間欠性跛行)
・足の痺れや感覚障害
・排尿、排便障害(膀胱直腸障害)
などが起こる可能性があります。
ただ、脊柱管狭窄症があるからと言って必ずしもこれらの症状が出るとは限りません。
原因
脊柱管狭窄症の原因は、多くが加齢による骨や関節、その周辺組織の変形や変性です。例えば、脊柱管の中にある黄色靱帯や後縦靭帯などが硬くなり、盛り上がって太くなってくると、脊柱管の中は狭くなり(狭窄)脊髄は圧迫されて神経症状が出てしまいます。
特徴
脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状と言えば、間欠性跛行です。上でも書きましたが、間欠性跛行は歩いていると足や腰が痛くなってしまい歩き続けることが困難になります。この脊柱管狭窄症の特徴的な点としては、前かがみになることで症状が和らぐという点です。背骨が曲がることで脊柱管が広がるので、神経の圧迫が和らぎ、症状が緩和します。