みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

脊柱管狭窄症のトイレ動作のポイント

 

脊柱管狭窄症のトイレ動作のポイント

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ポイント①安全に侵入しましょう

 トイレ動作で困っている方は、基本的に移動能力も低下している方が多い印象です。トイレへの距離を短くするためにベッドの位置を変更する(2階→1階)なども有効な手段です。また、介助者が居るのであれば、ポータブルトイレなどの使用も検討してみましょう。

ポイント②方向転換が意外と難しい

 脊柱管狭窄症の方だけだけでなく、高齢になるとその場での方向転換が難しくなります。トイレ内に手すりを配置させることで安全に行える人もいます。

ポイント③下衣の操作が難しい

 ズボン・パンツを引き上げる時にどうしても中腰で膝が曲がった状態になる方が多いです。この姿勢は筋力が普段よりも必要になる為、バランスを崩す方が多いです。必要に応じてズボンにとってやループを付けて上げ下ろしがしやすくなるような工夫も有効です。

ポイント④出にくい場合は前かがみ

 脊柱管狭窄症の方は、正しく腹圧を掛ける事が出来ず、排便が上手く行かないケースがあります。こんな時は、少し前かがみになり腰を丸める事で腹圧を掛けやすくなります。

 

介助のポイント

 介助のポイントとしては、

①安全にトイレまで移動する

②トイレに移乗する(方向転換)

③下衣の操作

④トイレからの移乗

⑤安全にトイレから出る

 大きくはこの5つの工程を介助にて行うことが多いと思います。介助する側のポイントとしては、その方の能力を正しく知る事です。例えば自分で立っておける方に立つ介助はいりません。その方の能力を知る事で必要な介助を安全に行うことが可能になります。是非リハビリの職員に相談してみてください。

オススメの福祉用具

・手すり

・ゴム付きズボン

ポータブルトイレの場合

・スイングアームレバー

・据置型手すり


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