リハビリ事例⑩:立った後だけがふらつくんや!
実際に起こった事例について紹介
今回は、内科的な病気で入退院を繰り返されていた高齢の男性についてです。乳痰飲を繰り返すうちに体重や筋力が低下して、ふらつきを感じるようになっていました。リハビリの効果もあってか、徐々にふらつきは減ってきています。
最近ふらつきの様子はどうですか?
だいぶマシになってきたわ。
それはよかったですね。ご飯もしっかり食べれているようですし、順調ですね!
そうなんや。ただ、いまだに立った後だけすごいふらつくんや。
そうなんですね。少したってみてもらってもいいですか?
立つのはすっと立てるで。でもその後がふらつくんや。
本当ですね。めまいとか頭がふらふらするとかはありませんか?
それはないな。
では、立つ時におへその下あたりを少しへこませてみてください!
あれ、こうしたらあんまりふらつかんな。
立った後にふらつく方は意外と多いです。その多くが立ち方に問題があります。その他にも起立性低血圧などの可能性もある為、座った状態と立った後で血圧を測ったり自覚症状を確認したりする必要があります。それぞれの方の姿勢や関節の硬さ、筋力などによって楽な立ち方・正しい立ち方は少し違ってきます。少しでも不安がある方は担当のリハビリスタッフに相談してみてください。