リハビリ事例⑪:立つ時がつらい、思い切り力を入れないと立てない。
実際に起こった事例について紹介
今回は、円背姿勢の高齢男性のお話です。生活の中で困っていることはあまりないそうなのですが、立つ時に力を入れないと立てない、立った後に腰が痛くなる事があるとの事でした。
最近立ちにくくなってきててな。
そうなんですね。いつも座っている椅子はどれですか?
ここに座っているんや。昔から使っているやつや。
低い椅子ですね。一度その椅子から立ってみてもらってもいいですか。
それが立ちにくいんや。しっかり見とってくれよ。よいしょ!
結構大変そうですね。
それなんや。なんとかリハビリでならんか?
力はいらないですよ。椅子を高い物に替えて見ましょう。
これか?よいしょっと。あれ?これ楽やな。腰も痛くないわ。
この方は、その他の生活には困ってなく、立ち上がる時に力がとても必要になってしまいリハビリで何とかならないかという相談がありました。極度の円背と骨盤後傾、低い椅子によって重心が前に移せず、立ち上がりが困難になっていました。座面の高い椅子に変更することで骨盤が前傾し、立ちやすくなった結果として腰痛も減少したと考えられます。