パーキンソン病の食事動作のポイント
パーキンソン病の食事動作のポイント
Point①食物を口に運ぶ動作を確実に行う
左手でお茶碗を持ちながら右手でおかずをつまむのではなく、お茶碗を
置いてからおかずをつまみましょう。
ひとつひとつの動作を確実に行うことが大事です。
コップで飲むときも「持つ」、「口元まで運ぶ」、「傾ける」という順に分けて行いましょう。
Point②箸の持ち方を意識
食事中、箸でうまくつまめなくなったときは、1本の箸だけを鉛筆のように動かすと、再びつまみやすくなります。
二本の箸が平行で間が狭くなっていないか注意しましょう。
一度、手を止めて正しく持ちなおすことも有効です。
Point③できるだけ良い姿勢で
食事中、姿勢が傾くと、口に運びにくく飲み込みも困難になります。その都度、家具や柱を目印に姿勢を正すようにしましょう。
椅子に座って食事する場合は、足裏が床にしっかりとつく椅子を使いましょう。肘掛付きの椅子も便利です。
また、食卓の高さを食べやすい位置に調整することも必要です。
介助のポイント
まずは食べやすいように周りの環境を整えてください
①机の高さ
食器や中身が見える高さ
②椅子の高さ
両足裏が床にしっかりとつく高さ
車椅子に乗ったままでの食事はおすすめしません。椅子に乗り移って食事することをおすすめします。
③食器の色
中身が把握しやすいような色の食器
声かけをする場合は、具体的にしてください
・フォークに魚をさして
・フォークを口元まで運んで
など