みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

重要な点は起こす前にあった!移乗が難しい人や車いす座位姿勢が整いにくい人の意外なポイント

 

 

移乗と車いすの座位姿勢をきれいにする

 介護士さんや看護師さん、また在宅で介護を行う家族様が腰痛を引き起こしているケースが非常に多いです。ある論文の報告では、介護に携わって1年以内に腰痛を引き起こすケースが6割を超えるというデータもあります。

 その中でも今回は腰にあまり負担をかけず、移乗が少し楽になり車いすの座った姿勢がよくなるちょっとした裏技をご紹介します。

 

ポイントは寝ている姿勢

 実は、介助のポイントは寝ている姿勢にあります。

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 イラストにもありますが、ポイントは起きるの寝ている姿勢で、両肩と腰(骨盤)をきれいな四角形に位置させてあげることです。

 

チェックするポイントとしては、

・右肩と右の骨盤が一直線になっているか

・左肩と左の骨盤が一直線になっているか

・左右の骨盤の位置・高さがずれていないか

・左右の肩の位置・高さがずれていないか

この四点を見てみてください!

 

言葉を変えていうなら、骨盤がねじれていないか、背骨が左右に曲がっていないかを確認し、ねじれて曲がっている場合はそれを戻してあげましょう。

 

そうすることで、筋肉や関節の硬さが和らぎ、楽に寝返り~起き上がり~座位~移乗~車いす座位につなげることができます。

 筋肉が硬いと痛みを引き起こすだけでなく、恐怖心や介助に対する抵抗力に繋がってしまいます。


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