糖尿病の怖さ②3大合併症が出てしまう!
糖尿病の合併症
以前、糖尿病の合併症の一つとして足の切断を紹介しました。それ以外にもいろいろと合併症が起こると言われているので今回はこれらを紹介したいと思います。
ほとんどは血管性が原因となる
これから紹介する合併症に関しては、そのほとんどが血管が原因となって起こっているものです。その中でも糖尿病の三大合併症と呼ばれるものがあります。
①網膜症
②腎症
③神経障害
この3つが三大合併症と呼ばれ、よく起こりやすい症状と言われています。また、これらの症状は細かく小さい血管が障害されることでおこります。
この3つについて簡単に紹介していきます。
①網膜症
網膜とは、目から入ってきた光を映像化して脳に伝える、カメラのフィルムのような役割を果たす眼球の中にある薄い膜です。この部分は小さな血管の集まりがあり、糖尿病によってこの部分に障害が起こることで、視力低下や失明といった目の症状が出てしまいます。
②腎症
糖尿病が原因で腎臓にも大きなダメージを受けます。腎臓は血液をろ過(きれいにする)した排泄物として体外に出す重要な役割を持っていますが、その機能が低下してしまいます。段階は5つに分けられており、3段階目からは高血圧などの症状が出てきます。さらに4段階目にはむくみ・倦怠感・心不全などの症状が出ることがあると言われています。5段階目になるとさらに症状が悪化し、人工透析が必要になってしまいます。
③神経障害
糖尿病の合併症として最も早く起こるものとして神経障害があります。主に感覚障害や自律神経障害が起こりやすいとされています。感覚障害は手足の抹消に起こりやすく、手袋・靴下をはく部分に代表されます。これらが起こるとやけどや傷に気付きにくくなり、以前紹介した切断にもつながってしまいます。
今回は以上です。
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