みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

認知症の周辺症状BPSDってなに?

認知症の周辺症状・BPSD

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 認知症の症状は中核症状と周辺症状(BPSD)に分けられます。それぞれについて簡単に紹介していきます。

 

中核症状

中核症状は脳の機能が衰えや神経の萎縮によって起こる

・記憶障害

見当識障害(場所・時間が分からなくなる)

・正常な判断や理解で出来なくなる

・失語や失行、失認などといった複雑な高次脳機能障害

などが現れてきます。

 

 これらは脳の機能と直接的にかかわる為、一度発症すると基本的には戻らないような状態です。

 具体的な例を挙げると、

『今まで行っていた趣味や家事が上手く出来なくなってきている』

『時間や場所をわすれてしまう』

『人の名前や顔を忘れて、覚えていない』

などが当てはまります。

周辺症状(BPSD)

周辺症状は、認知症に伴って起こる行動や心理状態のことで、具体的には、

・不安 ・抑うつ ・徘徊

・幻覚、妄想 ・異食

・暴言、暴力 ・興奮

睡眠障害 ・性格の変化

・帰宅願望 ・失禁、失便

・せん妄  ・介護拒否

など、様々な症状が出てきます。

 これは、脳機能の低下に加えて、精神的な部分や介護環境によっても出現・増幅していくことがあると言われています。その為、症状の改善が起こる場合もあります。

具体的な例を挙げると、

『興奮しやすく、暴力的・暴言をよくいうようになった』

『不安な発言が多く、徘徊するようになった』

『意欲がなくなって引きこもりがちになった』

等が当てはまって来ます。


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