認知症の関わり方で有名なのはパーソンセンタードケア
パーソンセンタードケアって?
パーソンセンタードケアとは認知症を持ち方とのかかわり方として注目されている方法の一つです。認知症を持つ方を一人の『人』として扱い、向き合っていく関わり方、ケアの仕方です。
前回の記事で紹介した認知症のコミュニケーションで重要なのは否定しない事でも紹介しましたが、よく認知症の方との関わりの中で
『こんなこともできないの?』
『ダメ』
『なんでいうことを聞いてくれないの』
『後で』
『やめて』
など割と抑制するような声掛けが多い場面を見かけます。
逆に、
『いいよ』
『よくできたね』
『ありがとう』
『一緒にしてみよう』
『やってみよう』
などの促進するような声掛けは少ない印象です。一般的には、認知症を持つ人に対していつしか認知症のみに着目してしまい、『人』としての関わり方を忘れている方も多いのではないでしょうか。
そのような関わり方や声掛けが不安や悪い刺激を与えてしまい、認知症の周辺症状を悪化させてしまいます。その方の性格や生活習慣から何をその人が何を思ってその行動をしているのかを考えてみて対応・声掛けをするだけでも反応が変わってくると思います。具体的な関わり方については次回に紹介します。