みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

パーキンソン病のリハビリ②進行度の指標

パーキンソン病は、症状が徐々に進行していく病気ですが、病気の進行速度はそれぞれの人によって異なります。

パーキンソン病の進行度を示す指標として、ヤールの分類という重度分類あり、StageⅠからStageⅤまでがあります。

 ヤールの分類

StageⅠ:症状は左右どちらか一側性で、振戦や筋固縮はないか、あっても軽度。
SageⅡ:症状は両側性で振戦や筋固縮はみられるが軽度。日常生活や仕事にやや不便さがある。
StageⅢ:姿勢反射障害が出現。突進減少がみられる。日常生活に支障は出るが一人で生活は可能で介助は不要。
StageⅣ:高度障害を示すが、歩行は介助なしにどうにか可能。
StageⅤ:介助なしにはベッド又は車椅子生活となり、日常生活は全面介助。

 

パーキンソン病の予後

パーキンソン病自体は進行性の疾患です。患者によって進行の速さはそれぞれです。

適切な治療を行えば、通常発症後10年程度は普通の生活が可能です。それ以後は個人差があり、介助が必要になることもあります。

しかし、生命予後は決して悪くなく、平均余命は一般より2~3年短いだけです。高齢者では、脱水、栄養障害、悪性症候群に陥りやすいので注意が必要です。生命予後は臥床生活となってからの合併症に左右され、誤嚥性肺炎などの感染症が直接死因になることが多くあります。

 

以下の記事も合わせてご覧ください。

●パーキンソンのリハビリ①病気のことを知ろう

mik-taikoban.hateblo.jp

●パーキンソンのリハビリ③リハビリのポイント

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