みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

いくつからが高血圧の基準かご存知ですか?高血圧の予防と改善(リハビリに出来る事)

 

高血圧の数値はいくらから?

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  ズバリ、上の血圧が135以上かつ・又は下の血圧が85以上の人が高血圧と言えます。病院の血圧計で測る場合は、家庭の血圧に5を足した数字を基準とします。

詳しい数値に関して下の表を見てみてください。

 

分類 診察室血圧 家庭内血圧
収縮期血圧 拡張期血圧 収縮期血圧 拡張期血圧
最高血圧 最低血圧 最高血圧 最低血圧
正常血圧 <120 かつ <80 <115 かつ <75
正常高値血圧 120~129 かつ <80 115~124 かつ <75
高値血圧 130~139 かつ/または 80~89 125~134 かつ/または 75~84
I度高血圧 140~159 かつ/または 90~99 135~144 かつ/または 85~89
II度高血圧 160~179 かつ/または 100~109 145~159 かつ/または 90~99
III度高血圧 ≧180 かつ/または ≧110 ≧160 かつ/または ≧100
(孤立性)収縮期高血圧 ≧140 かつ <90 ≧135 かつ <85

 日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2019より

 

表のⅠ~Ⅲ度高血圧・(孤立性)収縮時高血圧が高血圧と診断される数値です。とはいえ基準内でも脳卒中などのリスクがある為、正常血圧の範囲に数値がある方がいいとされています。

 

血圧はいつ測ったらいいの?

 さて、高血圧の基準は上の表で分かったかと思いますが、いつ測った数字で判断すれば良いのでしょうか。

 答えは、家でリラックスしている時です。安静時血圧と言われ、リラックスした状態での血圧によって判断されます。病院で測る血圧は精神的緊張が伴っている為、基準よりも5足されている数値になっています。運動後には普通血圧があがるので、少々の数値であればその点はあまり考慮されない事が多いです。

 

高血圧に有効とされている事

 高血圧の原因は90%以上が不明とされていますが、生活習慣と深い関わりがあるとされています。

①肥満

②ストレス

③運動不足

④過労

⑤塩分の摂り過ぎ

⑥喫煙

などです。この中でリハビリで出来ることは、肥満の改善やストレス解消、運動不足の解消です。ストレッチを行うことで動脈硬化の予防にもなります。また、適度な運動を行うことで、ストレス発散になり精神的にも安定される方がよくいます。

 

 高血圧を気にされている方や、あまり関心のない方も可能であれば毎日自宅で同じ時間に血圧測定をして、日々の血圧変動を管理しましょう。高血圧になると脳卒中になるリスクが1.7~8.5倍にも跳ね上がる場合がありますので注意して予防していきましょう。


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