【利用者様からの質問】頑張ったら良くなりますか?
先日、利用者様から質問をいただきました。
頑張っていけば、また長い時間家事をしたり、外出したりできるようになりますか?
頑張り方次第だと思いますよ。
〇〇さんは、何を頑張ろうと思ってますか?
筋肉をつけるために体操したり運動したり、体を動かすのは好きなんで、頑張れますよ!
どんな運動をすればいいですか?
〇〇さんは、今まで体操教室とかヨガ教室とかに行かれてましたし、今も家で体操されてますよね。
運動とか体操だけをしてて、体はよくなりました?
よくなってないですね。
最近は、痛いところも増えてきて、10分以上立ってられなくなりましたし、ゴミ出しもできなくなっちゃって…。
体操の頑張りが足らないのかしら?
頑張り過ぎなんですよ!
??
どういうことですか?
〇〇さんは、頑張り過ぎで体がカチコチになってるんですよ。
カチコチになってる筋肉をさらに長時間立ってたりして、限界を超えるから痛みとかが出てるんですよ。
確かに、短い時間だと痛みは出ないですし、頑張って立ってる感じはします。
〇〇さんの場合、筋肉を柔らかくするために、ストレッチをしたり、休んだり、血の循環をよくしたりすることを頑張らないとですね。
その上で、弱い部分の筋肉を強くする体操とかをすれば、更にいいと思いますよ。
ご自身で頑張られている方の中には、頑張る方向性が目標に向かっていない方がおられます。
(結構多いです…)
これでは、いつまで経っても目標には到達しません。
体をよくしたり、目標に到達するためには、
①現状を理解する
何が原因で体に痛みが出たり動きにくくなっているのかを知る
②目標に到達する方法を知る
現状を理解し、何が原因なのかを知れば、それを強くする方法や解決する方法を知る
③目標に到達する方法を実践する
現状を知り、解決する方法を知れば、あとはコツコツと実践していくのみです。
①②をせずに、一般的にいいといわれている方法を実践している方が多いんですよね…。
①②は、ご自身だけでは把握するのが難しいことが多く、客観的にみていく必要があります。
リハビリでは、体と生活の現状を把握するために、リハビリ開始時や定期的に身体評価や生活状況の聞き取りや実際の動作を見せてもらったりします。
その上で、目標に向かってくためのリハビリ計画書を作成し、ご本人に確認していただいた上で取り組んでいきます。
体のこと、日常の中でしにくいことなどあれば、いつでも担当の療法士にご相談くださいね。