みき訪問看護ステーション太鼓判ブログ

このブログは、あくまで一般的なリハビリテーションの方法や情報、体験談と解釈していただき、必ず主治医やご担当の療法士にご相談の上で実施するようにしてください。

室内でも熱中症に気をつけて!

7月も後半に入り、暑い日や蒸し暑い日が続いています。

 

こんな時期に気を付けたいのが、

熱中症

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です。

 

いろいろな方のお宅に訪問していると、

窓を閉め切って蒸し風呂のような部屋で過ごされている方もおられます。

 

「暑くないから大丈夫よ!」

なんておっしゃる方もおられますが、

それ、暑いことに気づけてないだけですから!!!

 

高齢になると、筋肉量や活動量が減ったり、体温調節機能が弱くなったりして、暑さを感じることが鈍くなっている方が多いです。

なので、ご自身の「暑い」「暑くない」の感覚に頼らず、温度計や湿度計を設置して、自分が今何度くらいの部屋にいるのかを把握するべきです。

 

この時期、私は、温度計と湿度計を持ち歩き、利用者様の部屋の温度と湿度を計るようにしています。

そして、室温27℃以上、湿度70%以上を目安にエアコンをつけてもらうようにしています。

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もう一つ大事なのが、

水分補給と塩分補給

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です。

 

室内にいる時は、屋外にいる時に比べて、日ざしを浴びたり汗をかいたりすることが少ないため、のどのかわきを感じることが少ない方も多いです。

しかし、呼吸や体温調節のために皮膚から水分が蒸発して出たりで約1Lの水分が出ていっています。

それ以外にも、健康な状態であれば排尿で約1.2L、排便で0.1Lの水分が出ていきます。

汗をかけば更に出ていきます。

 

体内の水分量が減ると、コントロールされていた体温が徐々にあがってきて、脳を含めた臓器は機能しづらくなります。また、汗をかくと体の血液が減ってきて血のめぐりが悪くなってしまいます。この2点によって体の調子が悪くなり、熱中症を引き起こします。

また、汗を大量にかくと、体内の水分とともに塩分やミネラルも奪われてしまいます。
そこに水分補給だけを行うと、血液中の塩分・ミネラル濃度が低くなり、様々な熱中症の症状が出現するため、汗をかいた際は、水分だけでなく、塩分補給の大切になります。

 

 

熱中症予防のポイント

  • 温度と湿度を気にして、室温を適切に保つ
  • こまめな水分補給と塩分補給(のどが渇く前に、定期的な水分補給)
  • 普段から睡眠をしっかりとり、体力をつける

 

こんな症状がでたら医療機関の受診を!

  • めまいや顔のほてり
  • 筋肉痛や筋肉のけいれん
  • 体のだるさや吐き気
  • 汗のかきかたがおかしい
  • 体温が高い、皮ふの異常
  • まっすぐ歩けない
  • 水分補給ができない

 

要チェック!三木市熱中症情報!

tenki.jp


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