こけることを甘くみるといけないですよ!
こけるの定義
こける=派手にどこか体を打つ
という解釈をされている方がたまにいます。なので、こんなやり取りがたまーにあります。
最近はこけていませんか?
最近は、ばっちり大丈夫や!
このあざはどうされたんですか?
あー、これは昨日そこでつまづいて床に膝をぶつけたんや
こけてるじゃないですか!!
でもケガしてないで?
普段リハビリを行っていると、こけるのに慣れている人がたまにいます。また、こけるという事実に対するハードルが非常に低い人もおられます。実際どんな人かというと、
・尻もち、手をついた程度ではこけた内に入っていないと思っている人
・転んでもけがをしていないから問題ないと思っている人
・転ぶことに恐れを持たずに無茶な動きをする人
などが挙げられます。実際ケガがなければいい場合もあるのですが、やはり転倒したと聞くとはらはらしますし、骨折のリスクも高くなります。
転倒と言えば、激しくばたんっと倒れる状態をイメージする人がおおいですが、それだけでなく、
・バランスを崩して手をつく
・尻もちをつく
なども骨折などのリスクにつながる為、リハビリの職種の方は転倒としてカウントしていきます。転倒の再発生率はとても高いので、転倒予防の為に策を講じる必要がありますが、それを転倒と思っていない方があるので、注意深く聞いていく必要があります。
尻もちでは、腰椎の圧迫骨折
バランスを崩して床に手をつく場合では、橈骨の遠位端
のリスクが高くなるということを説明して理解して、情報を共有してもらうことが一番重要です。