寝たきりと拘縮について!
寝たきりと拘縮
寝たきりという言葉とともにセットでついて回るのが、拘縮です。
拘縮とは、関節が固まって関節の動く範囲が狭くなった状態のことを言います。関節を動かさない不動の期間が長くなったり、異常な力が一方の筋肉に入っていたりすると関節が固まって拘縮が行ってしまいます。
拘縮が起こるとなぜよくないか
関節がかたくなると様々なデメリットについて簡単に紹介します。
・褥瘡ができやすくなる
・オムツの交換が大変になる
・手の平に爪が食い込む
・脇や指、膝裏、脚の指などが不衛生になり臭くなる
・痛みが起こりやすい
・両足に起こると立てなくなる
などなど様々なデメリットが起こってきます。
拘縮を起こさないために
拘縮を起こさないためには、関節をしっかりと動かしていく必要があります。毎日大きい動きで関節を5回動かす事で拘縮の予防効果が認められますが、すべての関節を行う事は困難です。
可能であれば、自分で動かせる関節は動かしてもらい、固く・自分で動かせない部分はリハビリのセラピストや家族様に動かしていきましょう。一度に大きく動かす方法としては、
・ベッド~車椅子に移乗
・立つ
・寝返る
などは一度に多くの関節が動くため、安全に行えるのであればオススメです。