タンパク質を摂って介護予防をしましょう!
高齢者とタンパク質不足
高齢になってくると、タンパク質を取る機会が減って来ます。ただでさえ筋肉の量も減っている状態のなか、筋肉を作る源であるタンパク質を取る機会が減ってしまうとより筋肉量が減り、筋力が低下して転倒に繋がりやすくなってしまいます。体重が60kgの高齢者であれば一日に約60g程度以上のたんぱく質を取ることが望ましいと言われています。
計算式としては、1.0g/体重kg/日数で必要なたんぱく質量が求められます。
糖尿病とタンパク質
糖尿病を持病としてお持ちの方は、タンパク質の摂取と運動が日常に重要です。タンパク質の適切な摂取と運動による筋肉の維持や増加によって体内の血糖値のコントロールが上手く行きます。逆に言うと筋肉が衰えて少なくなって行くと、ブドウ糖を取り込むことが出来なくなり血糖値のコントロールが出来なくなります。
腎臓病とタンパク質
腎臓病では、タンパク質の摂り過ぎると逆に病気を悪化させる原因の一つになります。タンパク質が体内で利用された後は二酸化炭素や汗として体外に出ていくことになるのですが、それ以外にも老廃物として体内に残ってしまうものがあります。その老廃物を処理する役割が腎臓にあって、タンパク質を摂り過ぎると老廃物が多くなり、腎臓にかかる負担が大きくなってしまうため、腎臓病の方は低たんぱく食を取られています。
タンパク質を含む食事
・卵類
・大豆類
・肉類
・魚介類
・乳製品
などに含まれています。お肉が苦手な方、魚が苦手な方なんかは乳製品や大豆類で代わりに摂るようにしましょう。
また、食事を摂る際はバランスよく朝食・昼食にもタンパク質を取るように意識しましょう。タンパク質を摂って筋力トレーニング(スクワット)・有酸素運動(ウォーキング)をすることで筋肉の委縮を防ぎ、介護予防・維持をしていきましょう!